荒平天神~海の岩山に建てられた神社

鹿屋市高須から海岸線をしばらく北上すると、海の上に鎮座する通称「荒平天神」がみえてきます。
ここは、学問の神様「菅原道真」を祀る(まつる)菅原神社です。

建てられたのは、1532年から1554年の間と伝えられています。

その頃、大隅半島は16代当主肝付兼続、薩摩半島は15代当主島津貴久の手により、平定されました。
また、肝付兼続と島津貴久は、お互いの姉妹を伴侶に迎え、両家の親密な時代でもありました。

大潮の満潮時は、海に浮かぶその様子から、「天神島」とも呼ばれ、天気のいい日は薩摩半島の開聞岳も眺望でき、錦江湾の美しい景色が楽しめます。

神殿は、大正12年に火災にあいましたが、平成14年に改築されています。

学問の神様が祀られていることから、受験シ-ズンには、参拝者が特に増えるということです。